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『ユア・マイ・サンシャイン』公開記念!飯島愛さんをお迎えして、<HIVを乗り越える真実の愛>についてのトークショーを行いました!
●飯島さんは映画をご覧になっていかがでしたか? 飯島愛:韓国の恋愛映画はピュアなんですよね。この話は羨ましいとは思いますけれども、なかなかこんな男性はいないですよね。 ●2002年に実際に韓国で起きた事件を基に作られています。 飯島愛:実話を基にすると難しいですよね。病気の話で言うと、HIVに感染している人は実際にはもっといるかもしれないですよね。 ●映画の中ではそこまで深くは描かれていませんけれども。 ![]() ●純愛映画ということで、映画の中のウナさんは同じ女性としてどう思いましたか? 飯島愛:ウナさんは、ヨン様が出演していた『スキャンダル』でピュアな女性を演じてらっしゃったので、女優さんの幅の広さにびっくりしました。全然違う役を演じてましたから、それが同じ人なんだと思ってびっくりしました。それと、音楽が忘れられないです。「オッパ、タン、タン、タタン、タン~(鼻歌を歌う)。」というのが強烈に頭に残ってます。申し訳ないけれども「ユア・マイ・サンシャイン~」より、あの曲の方が聞いたときに懐かしくどこかで聞いたことがあるような曲で、CDが欲しいなと思ってしまいました。 ●あれはシンディ・ローパーのカバーですよね。 飯島愛:そうなんですね。だから、聞いたことがあるような気がしたんですね。映画の中で一番に残っているのは、あの曲ですね。お風呂に入っているときとかにも「オッパ、~」と歌ってると思います。歌詞は「オッパ」までしか分からないですけれども。 映画の中の音楽は大事な要素だと思うので、変に格好つけて格好良い曲を使うより、あの曲のように歌謡チックな懐かしい感じが、アジア圏の人間にとっては感動を呼ぶのだと思います。 ●ちなみにソクチュンさんはどうでしたか? 飯島愛:いや、実際に居てあんなに愛してくれたら素敵だと思うんですが、最初はストーカー扱いされてましたよね。それを乗り越えたのでピュアな愛になりましたけど、一歩間違えると大変ですよ。なかなかああいう人はいないと思います。 ●こんな風に、積極的にこられたらどうですか? 飯島愛:嬉しいですけれども、どうでした?最後は感動しますし、応援したくなるんですけれども、最初は牛と話してましたしね。理想ではありますけれども、なかなか現実には居ないと思います。 ●また、それを運命と思えたからこそ感動的な話が生まれたわけですからね。 飯島愛:そうですよね、やさしいですよね。そう思いません?私は最初の段階でダメでしょうね。たぶんダメです。でも、最後はいいなと思いました。 ●そうなんですよね。要するにストーカーと思うか思わないかの境界線ですね。 飯島愛:タイプの人がこういうことをしてくれるとすごく嬉しいですよね。こうして同情したり、偏見の目でみたりしないで、笑ってお話できた方が素敵だなとは思います。 ●この映画の場合は最終的には、とても素敵な運命の愛につながりますよね。 飯島愛:そうですよね、実際に最後は幸せに暮らしてますからね。恋愛映画ですが、伏線に病気のこととかもあるので癌などとも戦いながら、その中で最後に愛を見出せたら素敵ですよね。 ●最終的に真実の愛に到達するという話ではありますが、この映画の中ではHIVが出てきます。飯島さん自身も著書の中で色々と触れていらっしゃいますよね。実際に飯島さん自身が見聞きしたことや体験したことと照らし合わせてみていかがでしたか? 飯島愛:私は最初はびっくりしたんです。私とHIVはあまり関係がないと思っていましたし、偏見を持ってました。欧米化のような感じで、あまり関係がないと思っていたのですが、意外に周りに居たりするんです。皆さんの周りにも居る可能性が高いのが現状です。 ●なかなか簡単に口に出せないものですよね。 ![]() ●公の場で話す機会や話しやすい雰囲気が偏見を変えていく可能性があるかもしれませんね。 飯島愛:この映画は、結構日本の企業さんが協賛していますが、HIVキャンペーンになるとあまり日本の企業さんは協賛に入ってこないのが現状です。外資系のMTVとかLevi'sやTHE BODY SHOP、TOWER RECORDSやU2のボノさんとかも積極的にキャンペーンに参加していますよね。そういう人が参加するとU2のファンが参加したりして広まっていくので、日本の企業さんも協力的になってくれると素敵だと思います。 ●飯島さんは、この主人公のソクチュンのように、相手のHIV感染が判明したあとも真実の愛を貫けると思いますか? 飯島愛:どうでしょう?貫けるかな?(客席に向かって)貫ける人?今日、家に帰ったら旦那から「実は、俺はHIVに感染してるんだ。」と言われたらどうします? ●もう、その一言で自分ごととして受け止めてしまいますよね。 飯島愛:やっぱり偏見があるから、正直許せないのが当然だと思います。許すというのはどうしても綺麗ごとになってしまいますよね。最初に聞いたときはどうしてもびっくりすると思いますけれども、そこから一緒に話したり、戦っていくのが本当のところだと思います。ずっと寄り添ってきた夫婦であったり、ずっと好きな人であったら、何回も話し合うことで、共に戦っていけると思います。 ■
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by youremysunshine
| 2006-11-06 23:27
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10月28日(土)、精神科医の名越康文先生をお迎えして、<必ず幸せになれる>恋愛トークショーが行われました。
■名越先生の映画のご感想はいかがでしたか? ![]() また、この映画は潔い映画だと思いますね。というのは、他の韓国映画と言うのは、美男を基本にして成功しているんですね。現代の日本にはいなくなってしまったような、王子様のようなカッコイイ俳優さんが出てきて、日本の女性を虜にしている。そしてそれが大成功している。でも、ソクチュンはちがうでしょ(笑)。髪型も服装も古風だし、ウナの方も完全に時代遅れのスカートをはいていて、設定としてはかなりイタイふたりですよね。あえてそういう映画を撮ったというのは、とても潔いことだと思います。「こうすれば売れる」というのを抑えて、リアリティを追求した映画だと思います。つまり、この映画はマイナスからのスタートなのです。今までの韓国映画が主にしていたものをあえてなくして、質で勝負したのです。TVドラマでは得られない感動を味わえる、映画のスケールを持った映画だと感動しました。 ■2人の演技の感情もとてもリアルだと思いますが。 名越先生:そうですね。以前FRaUで主演のチョン・ドヨンさんと対談をしたのですが、初め主演の話が来たとき、最初はこの映画の依頼を断ったそうです。実際HIVを経験したこともないし実話なので実際に存在する方の役を責任持って演じられるか、と思ったそうです。でも、監督から実在のソクチュン(主演男優)の2枚の写真を渡されたそうです。1枚目はソクチュンがウナと出会って幸せの時の写真、2枚目はウナが失踪して1年間近く会えなかったときの写真。2枚目の写真は白髪になって20キロ近くも痩せてやつれてまるで別人のようだったそうです。そこで、胸を打たれてこの濃厚な役柄を演じてみよう、と決心したそうです。 ■人をそこまで変えてしまうような恋愛とは、どのようなものなのでしょう? ![]() ■どうやったらウナとソクチュンのように“運命の人”に出会えるのでしょうか? 名越先生:僕は神様ではないのでそれは分かりませんが(笑)、ひとつ言えるとしたら「運命はある」ということです。 またFRaUの話なのですが、先日、占星術の鏡リュウジさんと対談をしたんです。鏡リュウジさんと言えば、星の運行、占星術と言うのを、本当に客観的、学問的に見られている方なのですが、ストレートに「運命と言うのは変えられますか?」と聞いてみたら、鏡さんは「変えられないから運命なんです」とおっしゃいました。この一言にはハッとさせられましたね。もしかして、ぼろぼろに傷つくような恋愛をした人はお分かりかもしれないけど、いかんともしがたい“運命”というものが本当にあるんですね。 みなさんも、まず「運命はある」ということを分からないといけないと思います。人間は保守的だから、自分が変わるような運命がくるとうろたえるんです。それはチャンスでもある一方でピンチでもあるからです。でもそのとき「運命から逃げない!」と思う自分自身の気持ちを養うことが大切です。そこから運勢が開けてくるのではないかと思います。 ■
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by youremysunshine
| 2006-10-30 11:58
| Report
![]() フラッシュの嵐に「こんなに歓迎を受けるとは思っていなかった」と驚きを隠せない様子のチョン・ドヨン。しかし愛について、初めての日本の印象、そして女優としての目標などを真剣な面持ちで語りました。 ■韓国では大ヒットになりましたが、この映画がそこまで愛された理由、またウナがここまで受け入れられた理由をどのようにお考えでしょうか? 映画がヒットした理由は、ウナとソクチュンの二人の愛情が、私達が日常の中に見られるような愛を超えた、はるかにたくさんの困難を克服した愛だったからだと思います。多くの人たちがそうだと思いますが、私もやはり運命の愛を待ち焦がれていたし、そういう愛があると信じていました。ですが実際は、ただ人を愛したからといってそれが運命の愛になるのではなく、恋に落ちた時にその愛を守り、責任を持つというところにまで行き着いた時に、それは運命の愛になるのではないか、と思っています。 ウナはたくさんの観客に愛されたキャラクターですが、それはウナがお化粧したり外見を可愛く作り飾っていたからではなく、ソクチュンからたくさんの愛情を受けたからこそウナは光り輝き、可愛く見えたのではないかと思います。性別に関係なく、お互いに恋をして愛情を受けて…というような、良い関係が作れた時に、人は優しく美しくなるのだと思います。おそらく日本にも似たような言葉があると思いますが、韓国では「愛する男女はとても美しい」と言います。 ![]() ■数々の作品で名演技をされていますが、作品に対してどのようにアプローチしますか?また今回はどのように役作りをしたのでしょうか? 今まで9本の映画に出演しましたが、『ユア・マイ~』以前の8作品は全てシナリオを読んで出演を決めました。私にとって作品を決める際に最も重要なのはシナリオです。シナリオがしっかりしていないと、演技もできないし演出もできないと思っています。 『ユア・マイ~』の場合、実話ですが、その内容があまりに強烈だったので物語を自分の中に受け入れることができませんでした。この映画に出たいと思ったのは、監督に3枚の写真を見せられた時です。1枚はこの物語のモデルになった女性、そして2枚は男性の写真でした。この男性の写真を見たとき、一人の人間がこんなにも変貌するのかということを目の当たりにし、改めて本当のお話だったのだと実感し出演を決めました。 出演を決めるまではものすごく悩み大変でしたが、決めてからはそれほど難しいことはありませんでした。監督が私を念頭においてウナ役を書いてくれたからです。監督も「チョン・ドヨンらしいウナを見せて欲しい。ウナになるためにと特別に何かを創り上げる必要はない」をおっしゃていました。ですので撮影中はとても楽しく幸せで、多くの愛情を注がれて仕事に取り組むことができました。 ■ウナは映画の中でソクチュンから、羨ましいくらいに愛されていましたが、なぜあれほど愛されたのでしょうか? ウナがあれほどソクチュンに愛されたのは、やはりウナが可愛かったからだと思います。ソクチュンはウナとすれ違ったとき、周りに多くの女性がいるのに振り向きます。つまり一瞬で彼を引くつけるほど、ウナは何か魅力的なものを持っていたのだと思います。またなぜこんな田舎の農村にあんなに可愛い子がいるのだろうと思わせる相応しくないような惹きつけるものもあったと思います。 ソクチュンは一目でウナに恋をしてしまいましたが、それは「一目惚れ」で終わることではありません。彼は自分が心を奪われた女性を最後まで守ろうとしました。映画の中でソクチュンが泣きながら母親に「どうせ一生を生きて結局は死ぬのだから、自分はウナと一緒に生きて死にたい」と言いますが、このセリフを聞いてとても感動しました。そして本当にウナは幸せなのだなと思いました。ソクチュンはその愛を「これが自分の運命の愛なんだ」と信じたからこそ、それを最後まで守ることができたのではないかと思います。 ■チョン・ドヨンさんが考える、愛される女性像、愛される女性の条件があれば教えてください。 もし私が「愛される女性の条件」を知っていたら、何回も何回も恋愛できていたでしょうし、結婚もできていたと思います。ですので、私にもわかりません。 ![]() ■初来日ということで、取材の感想を教えてください。また日本に来るにあたり楽しみにしていたことはありますか? 日本に来る前はこんなに多くの方が私に関心を持ってくださっているとは思っていなく、むしろ不安でした。恐らく時間がたくさん余るだろうから、その時間を使って東京見物でもしようかなくらいの気持ちで来日しました。実際に取材が始まり、本当に感動しています。来てくださる皆さんが私自身に対して、また映画に対してものすごく関心を持ってくださって、それだけではなく調べて、勉強して臨んでくださっている姿を見て、本当に頭が下がる思いがしました。昨日たくさん取材をこなして宿泊先に戻ったとき、体は疲れていましたが、とても温かい気持ちになりました。 一昨日東京に到着し、その日に少し都内を歩いて非常に驚きました。人の数がものすごく多い事と、それから街にすごく活気があったからです。今まで行った外国の中で一番“異国”という雰囲気を感じました。 それから、私は温泉が好きで、時間があれば、また恋人でもできれば、いつか温泉に行きたいなと思います。日本の温泉はとても良いと聞いていますので、機会があれば行っておいしいものでも食べて、ゆっくり休んでみたいなと思います。 ![]() ■女優さんが年を重ねるごとに良い作品に出演し続けるというのは非常に難しいと思いますが、今後女優さんとしてどんな活動をして行きたいと思っていますか? 日本も一時期はそうだったかもしれませんが、韓国では女優が映画で生きて行くのがとても難しい時期があったと私は思っています。女性が主人公になって展開されるストーリーというよりは、男性中心に見せ場を作って行く方が面白いのではないかと思いましたし、またそのような傾向が実際にあったと思います。多くの人が私は山ほど送られてくるシナリオの中から選んで出演していると考えていると思いますが、決してそうではなく2,3本しかシナリオがないときもありました。そのような時は本当に落ち込み、この状態が続くのであれば良い男性と結婚して子供を産んで生きて行く方が幸せなのではないかと思ったこともあります。 ですが仕事を続ける中でそのような考えも変わりつつあります。映画の傾向は変わっていきますし、私としてはその流れの中で、自然にそのとき自分が必要とされている映画に出演していきたいと考えています。女優という仕事は私にとって、今だけのものではなく、自分の生涯をかけた仕事だと思っているので、あせらずに長いスパンで仕事をとらえて、一生懸命一つ一つの仕をやって行ければと思っています。 私はとりたててこういう風になりたいという目標を立てたことはありませんでした。敢えて言うのであれば、信頼される女優です。観客から信頼していただけるような、そういう演技者になりたいと思っています。今までしてきたように、一生懸命仕事に臨んで慎重に仕事を選んでいれば、たくさんの人から関心を持たれる存在になれると思います。そして今までと同じようなチョン・ドヨンでいられると思います。 ![]() その後スペシャルゲストで森三中の村上和子さんと黒沢かずこさんが登場!浴衣姿で登場し、花束を贈呈しました。 一足先に映画をご覧になっているという森三中のお二人は「愛されて結婚したら、逆に愛して、幸せを倍にして返せるんだなあと思いました」(黒沢さん)、「モテる気持ちというよりは、一人に愛される真実の愛、そこがすごく魅力的。愛されるからこそ自分も愛したいという気持ちがよかったなあ」(村上さん)と、本作で描かれる何があっても変わらないソクチョンとウナの愛に感動し涙を流したことを告白。 最後に3人で写真撮影を行い、和やかな雰囲気で会見場を包みました。 ■
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by youremysunshine
| 2006-08-04 22:19
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